自己PR欄の意外な役割
事業計画書には「経営者の経歴」や「自己PR」を記載する欄があります。これは単に履歴書のように職歴を並べるだけでは不十分です。金融機関や支援者は「この人に事業を任せて大丈夫か」を見極めるために、この項目をじっくり確認します。事業の成否は経営者に大きく依存するため、人物評価は欠かせないのです。
アピールすべき3つの要素
自己PRでは次の要素を中心に書くと効果的です。
- 実績:これまでの職務経験や成果。特に事業に直結するもの。
- スキル:経営に役立つ知識や能力。営業力、マネジメント経験、専門資格など。
- 姿勢:誠実さ、学び続ける意欲、困難に向き合う覚悟。
例えば「10年間飲食店で勤務し、売上改善を担当」「中小企業診断士として経営支援の経験がある」など、事実に基づいて具体的に書くことが重要です。
過去から未来へのストーリーを作る
経歴は単なる羅列ではなく、「これまでの経験が現在の事業につながっている」というストーリーで示すと説得力が増します。さらに「今後もこの経験を活かして挑戦を続ける」という未来志向を添えることで、計画全体が一層信頼されるものになります。
弱点も工夫して伝える
自己PRでは、苦手な分野や未経験の領域がある場合も正直に触れて構いません。ただし「そこは専門家と連携する」「今後学んでいく」といった解決策を添えることで、逆に誠実さや成長意欲を伝えることができます。
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