ゆる起業家はどうやって仕事をとるのか?
「生活のため」よりも「自分らしく働くため」に起業する“ゆる起業”。
前回はゆる起業家の働き方をご紹介しました。
今回は、ゆる起業家の仕事の取りかたを見てみましょう。
資料の出典は日本政策金融公庫 総合研究所調査「ゆるやかな起業 の実態と課題」です。
仕事の受注には、自身のネットワークを生かしている
仕事の受注経路は、「友人・知人の紹介」が37.4%と最も高く、次いで「取引先の紹介」(35.0%)、「自身のSNSやブログを通じて」(30.5%)の順となっています(図-17)。改めてセールス活動をしているのではなく、元々持っているネットワークを生かしているようです。つまり、ゆる起業では新規開拓の営業よりも、既存の人脈をどう活かすかが成功のカギになります。

受注してから起業する
起業支援をしていると、「アイデアはあるけど、見込客がない」というケースがよくあります。
飲食店など不特定多数の消費者向けの事業であれば、見込み客を特定することは難しいかもしれませんが、法人向けのビジネスであれば受注してから、あるいは受注目途がたってから起業するのが正解だと思います。
なぜなら法人特に大きな規模の企業と新規に取引をするには、顧客の社内稟議をクリアしないといけないとか、取引先の信用が問題にされるなど個人向けの取引と比べて、とてもハードルが高いからです。
スムースに起業を立ち上げるには起業前のネットワークづくりがとても大事です。
今日からできることは、過去の取引先や知人に近況を伝えること。これが将来の受注につながる第一歩です。
次回は『ゆる起業家は儲かっているか?』です。
「起業に関心がある」方へ
起業を考えているが迷っている。具体的にどうしたらよいかわからない。。。
そんなお悩みに、アドバイザーとして一緒に伴走します。
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私は港区で日々、創業者の伴走支援を行っています。
もし「自分の想いをどう形にすればいいか分からない」「制度の使い方がよくわからない」といった不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

