第13回:スタッフの採用と定着が店舗の未来を左右する──人材戦略の基本

第13回:スタッフの採用と定着が店舗の未来を左右する──人材戦略の基本

フランチャイズ店舗の成功は、商品や立地よりも 人材の質で決まります
どれだけ優れたビジネスモデルでも、現場で働くスタッフがいなければ、お客様に価値を届けることはできません。

私はセブン‐イレブン時代、同じブランド・同じ立地条件でも、
スタッフがイキイキ働く店は必ず繁盛し、空気が悪い店は確実に売上が落ちるという現実を何度も見てきました。

店舗経営の本質は、

“人が辞めない環境を作ること”が最大の売上対策
です。

そのために必要な人材戦略の基本を3つに整理します。


目次

① 採用は「数」ではなく「質」で考える

採用で失敗する店舗の共通点は、
「とりあえず入れたい」「とりあえず人数確保したい」という発想です。

しかし重要なのは、
“店の文化に合う人を選ぶこと” です。

  • 挨拶ができる
  • 表情が明るい
  • 目的意識を持っている
  • 人と関わることが好き

スキルは後から身につきますが、
価値観や姿勢は変えられません。

面接では経歴より、
「なぜここで働きたいのか」 を必ず聞いてください。


② 教育は「教える側の仕組み」で決まる

新人が辞める理由の大半は 仕事ではなく人間関係と不安 です。

「ちゃんと教えてくれない」
「何をすればいいかわからない」
「ミスすると怒られる」

こうした環境では、どんなに良い人材も定着しません。

成功する店舗は、

  • マニュアルの整備
  • トレーナー担当の明確化
  • ほめる文化
  • 目標共有

が徹底されています。

教育は“作業”ではなく“育成”であるべきです。


③ 人材定着のカギは“承認”と“役割”

スタッフが辞めない店は、
「自分が役に立っている」「必要とされている」
と実感できる環境を作っています。

  • 名前で呼ぶ
  • 感謝を言葉にする
  • 役割を与える
  • 成長を見える化する

特に、
「小さな成功体験」を積ませることが最強の離職防止策です。


まとめ

スタッフはコストではなく、最大の経営資源。

採用は「人を選ぶ」ではなく「仲間を迎える」こと。
教育は「覚えさせる」ではなく「育てる」こと。
定着は「止める」ではなく「誇りを持たせる」こと。

人が辞めない店は、必ず売上が伸びます。
人が辞める店は、必ず売上が落ちます。


次回 第14回 は、
「優秀な店舗はなぜ“清掃”に徹底的にこだわるのか」
を解説します。
清掃は売上に直結する最強のマーケティングです。

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この記事を書いた人

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