第16回:客数を伸ばす実践テクニック──「来店理由」をどう作るか

第16回:客数を伸ばす実践テクニック──「来店理由」をどう作るか

売上を伸ばしたいと考えたとき、多くのオーナーは「もっと宣伝しなければ」「もっと努力しなければ」と考えがちです。
しかし、フランチャイズ店舗で客数を伸ばしている店ほど、派手なことはしていません。彼らが徹底しているのは、「お客様が今日ここに来る理由」を明確に作ることです。

私はセブン‐イレブン時代、多くの成功店と伸び悩む店を見てきましたが、差はシンプルでした。
成功店は常に「なぜ今日、この店を選ぶのか?」を考え、行動していました。

来店理由は、大きく分けて3つあります。

①「今、ここで必要だから」

通勤途中、昼休み、帰宅前など、生活動線の中で自然に必要とされる理由です。
朝は即食商品、昼は主食+サイド、夜は夕食補完。
時間帯ごとのニーズに合わせた品揃えと売場づくりができている店は、安定して客数を確保できます。

②「ここに来ると得をする・便利だ」

新商品が早い、品切れが少ない、探しやすい、ついで買いがしやすい。
こうした“ちょっとした便利さ”の積み重ねが、来店頻度を高めます。
客数を伸ばす店は、価格より使いやすさを磨いています。

③「人や空気が心地よい」

挨拶、清掃、表情、声掛け。
これらは直接売上にならないように見えて、実は最強の客数対策です。
「なんとなくあの店に行く」という感覚は、こうした日常の積み重ねから生まれます。

重要なのは、来店理由は一度作って終わりではないということです。
季節、天候、地域イベント、競合の動きによって変わります。
成功店は常に仮説を立て、小さく試し、反応を見て修正しています。

まとめ

客数は広告で増やすものではなく、理由で増やすもの。

「お客様が今日来る理由は何か?」
この問いを毎日考え続けることが、フランチャイズ店舗経営の基本であり、最大の差別化です。


次回 第17回 は、
「客単価を自然に上げる方法──売り込まずに買ってもらう仕組み」
を解説します。



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この記事を書いた人

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