はじめに
GビズIDを取得したら、次のステップは 「jGrants(ジェイグランツ)」 の活用です。
jGrantsは、経済産業省が提供するオンライン補助金申請システムで、主要な国の補助金はすべてここから申請します。紙の提出が不要となり、申請から採択通知、実績報告、入金手続きまでワンストップで完結できる仕組みです。創業間もない方にとっても、覚えてしまえば非常に便利なツールです。
jGrantsとは?
- 補助金申請専用のオンラインシステム
- GビズIDでログインして利用
- 公募中の補助金検索・申請・進捗管理が可能
- 採択通知や交付決定通知もオンラインで確認できる
つまり「補助金申請の窓口」がすべてjGrantsに一本化されていると考えるとわかりやすいです。
利用準備
- GビズIDプライムを取得(必須)
- ブラウザ環境を確認(Google Chrome推奨)
- 申請に必要な書類を準備
・事業計画書
・見積書、契約書
・法人の場合は登記簿謄本、個人事業主は開業届など
jGrantsの申請手順(ステップごと)
1. ログイン
jGrants公式サイト(https://jgrants.go.jp/)にアクセスし、GビズIDでログインします。
2. 公募情報を検索
画面上部の「補助金を探す」から現在募集中の補助金を検索。
- キーワード(例:「IT導入補助金」「ものづくり補助金」)
- 分類(創業支援、デジタル化支援など)
で絞り込みできます。
3. 補助金を選び申請開始
対象の補助金ページに入り、「申請する」をクリック。申請フォームが表示されます。
4. 申請書類の入力・添付
- 事業概要、計画内容を入力
- 必要な添付書類(PDF、Excelなど)をアップロード
- 経費内訳をシステムに入力
5. 申請内容の確認
「入力内容確認」画面で誤字脱字、金額の整合性をチェック。添付漏れがないかを確認します。
6. 申請の送信
送信すると「申請済み」となり、マイページから進捗を確認できます。申請後は取り下げ不可のため慎重に。
採択後の流れもjGrantsで
- 交付決定通知の受領:マイページからダウンロード可能
- 実績報告の提出:領収書や証憑をアップロードし、経費の妥当性を報告
- 補助金交付請求:承認後、補助金が指定口座に振り込まれる
よくあるつまずきと回避策
- PDF容量オーバー → 添付ファイルは分割して提出
- ログインできない → GビズIDの有効化メール確認を忘れがち
- 申請直前のアクセス集中 → 締切日前はシステムが重くなるため、余裕を持って申請
まとめ
jGrantsは補助金申請の必須システムです。
- GビズIDでログインして利用
- 補助金検索から申請・実績報告まで一元管理
- 書類はすべて電子で提出可能
創業したらGビズIDと合わせて早めに操作に慣れておくと、スムーズに補助金申請が進みます。
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