補助金入門 第23回:jGrantsの使い方と申請手順 ─ 補助金電子申請システムを徹底解説

目次

はじめに

GビズIDを取得したら、次のステップは 「jGrants(ジェイグランツ)」 の活用です。
jGrantsは、経済産業省が提供するオンライン補助金申請システムで、主要な国の補助金はすべてここから申請します。紙の提出が不要となり、申請から採択通知、実績報告、入金手続きまでワンストップで完結できる仕組みです。創業間もない方にとっても、覚えてしまえば非常に便利なツールです。


jGrantsとは?

  • 補助金申請専用のオンラインシステム
  • GビズIDでログインして利用
  • 公募中の補助金検索・申請・進捗管理が可能
  • 採択通知や交付決定通知もオンラインで確認できる

つまり「補助金申請の窓口」がすべてjGrantsに一本化されていると考えるとわかりやすいです。


利用準備

  1. GビズIDプライムを取得(必須)
  2. ブラウザ環境を確認(Google Chrome推奨)
  3. 申請に必要な書類を準備
     ・事業計画書
     ・見積書、契約書
     ・法人の場合は登記簿謄本、個人事業主は開業届など

jGrantsの申請手順(ステップごと)

1. ログイン

jGrants公式サイト(https://jgrants.go.jp/)にアクセスし、GビズIDでログインします。

2. 公募情報を検索

画面上部の「補助金を探す」から現在募集中の補助金を検索。

  • キーワード(例:「IT導入補助金」「ものづくり補助金」)
  • 分類(創業支援、デジタル化支援など)

で絞り込みできます。

3. 補助金を選び申請開始

対象の補助金ページに入り、「申請する」をクリック。申請フォームが表示されます。

4. 申請書類の入力・添付

  • 事業概要、計画内容を入力
  • 必要な添付書類(PDF、Excelなど)をアップロード
  • 経費内訳をシステムに入力

5. 申請内容の確認

「入力内容確認」画面で誤字脱字、金額の整合性をチェック。添付漏れがないかを確認します。

6. 申請の送信

送信すると「申請済み」となり、マイページから進捗を確認できます。申請後は取り下げ不可のため慎重に。


採択後の流れもjGrantsで

  • 交付決定通知の受領:マイページからダウンロード可能
  • 実績報告の提出:領収書や証憑をアップロードし、経費の妥当性を報告
  • 補助金交付請求:承認後、補助金が指定口座に振り込まれる

よくあるつまずきと回避策

  • PDF容量オーバー → 添付ファイルは分割して提出
  • ログインできない → GビズIDの有効化メール確認を忘れがち
  • 申請直前のアクセス集中 → 締切日前はシステムが重くなるため、余裕を持って申請

まとめ

jGrantsは補助金申請の必須システムです。

  • GビズIDでログインして利用
  • 補助金検索から申請・実績報告まで一元管理
  • 書類はすべて電子で提出可能

創業したらGビズIDと合わせて早めに操作に慣れておくと、スムーズに補助金申請が進みます。



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この記事を書いた人

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