「応援されてから動く」より、「動いてから信頼される」
起業支援をしていると、60代の起業相談が年々増えています。
「定年後、今度は自分のやりたいことでチャレンジしたい」
「子育ても終わったし、第二の人生を始めたい」
そんな前向きな声を聞く一方で、こんな本音もよく聞きます。
「家族にはまだ言ってないんです」
「反対されそうで…」
「“また何を始めるの?”って言われそうで…」
起業支援をしていると、60代の起業相談が年々増えています。
「定年後、今度は自分のやりたいことでチャレンジしたい」
「子育ても終わったし、第二の人生を始めたい」
そんな前向きな声を聞く一方で、こんな本音もよく聞きます。
今回は、実際の支援事例を交えながら、「起業と家族との関係」について考えてみます。
60代男性のリアルな相談:「妻にはまだ言ってません」
先日、創業相談をされたある男性の事例をご紹介します。
大手メーカーを定年退職後、「これまでの経験を活かして、小さな経理サポート業を始めたい」と考え、港区の制度を調べてご相談に来られました。
話を聞く限り、実務経験・人脈・アイデア、すべてしっかりしている。
しかし、唯一の懸念が…
「実はまだ、家内には話していなくて…」
・芝浦エリアに特化した訪問型ペットケア
この「誰に」が定まると、どの手段でどう届けるかが決まってきます。
とても優しい方で、「自分のためにまた働くことを、どう思うだろう」と考えすぎて、スタートが切れずにいたのです。
「家族に理解されないと始めてはいけない」は本当か?
多くの方が、「家族の同意を得てから動こう」と考えます。
もちろん、家族の協力があれば心強いし、経済的リスクも共有できる面があります。
しかし、実際の現場では、「実際に行動して結果を見せた後に相談」して理解されるケースが多いです。
**「まずは自分が行動すること」**が家族の信頼を得る一番の近道なのです。
再び前出の60代男性の事例へ:家族の反応は… その方には、まず以下の準備をお手伝いしました。
月額5,000円から始められるWEBページの立ち上げ
地元フリーランス向けのニーズ調査
信用金庫との融資相談(港区制度融資)
そのうえで、「事業は始めたこと、費用はこれだけ、初期のお客様も1件決まった」という報告を数字付きで奥様に説明されたそうです。
月額5,000円から始められるWEBページの立ち上げ
地元フリーランス向けのニーズ調査
信用金庫との融資相談(港区制度融資)
そのうえで、「事業は始めたこと、費用はこれだけ、初期のお客様も1件決まった」という報告を数字付きで奥様に説明されたそうです。
起業と家族関係の“ズレ”を乗り越える3つの工夫
① お金のリスクは“数字で示す”
→ ざっくり「数百万円使う」ではなく、 「この事業には初期費用50万円、月5万円の広告費、半年で黒字見込み」と数字で可視化する。
② “応援してほしい”より“安心してほしい”と伝える
→ 「あなたに負担はかけない」「生活資金は別に確保している」など、相手の不安を減らす視点を忘れずに。
③ 小さな成功体験を早く見せる
→ 例えば「無料相談に1件来た」「チラシを置かせてもらえた」など、行動と成果をセットで報告すると、信頼につながる。
再び前出の60代男性の事例へ:家族の反応は…
その方には、まず以下の準備をお手伝いしました。
月額5,000円から始められるWEBページの立ち上げ
地元フリーランス向けのニーズ調査
信用金庫との融資相談(港区制度融資)
そのうえで、「事業は始めたこと、費用はこれだけ、初期のお客様も1件決まった」という報告を数字付きで奥様に説明されたそうです。
結果は…
「びっくりはしてたけど、“そこまで考えてたならやってみたら”と応援してもらえました」
「あれ以来、食後に“今日はどうだった?”って聞いてくれるんです」
起業は、家族関係を“再構築”するチャンスでもある
60代以降の起業は、人生の棚卸しと再定義のようなもの。
それは家族にとっても同じで、これまで「会社の人」だった夫や妻が、“新しい自分”を見せ始めるタイミングです。
だからこそ、最初は不安や戸惑いがあるのは当然。
でも、「自分が何をしたいか」「どう形にするか」を真剣に伝えれば、家族は“信頼ある理解者”に変わっていくのです。
まとめ:「話す前に、まず一歩だけ動いてみる」
家族の理解は、最初から求めすぎないこと。
まずは小さな行動から始めて、少しずつ共有していくことが信頼を生みます。
🔹 1枚のチラシを作る
🔹 1件の無料相談を受ける
🔹 1ページのHPを立ち上げる
小さな結果が積み重なったとき、「家族の理解」は後から自然についてくるものです。
▶︎ 迷っている段階でもご相談ください
「家族にどう伝えようか悩んでいる」
「何を始めるべきか、自分でも整理できていない」
そんな方こそ、今がご相談のタイミングです。
私は港区で日々、創業者の伴走支援を行っています。
もし「自分の想いをどう形にすればいいか分からない」「制度の使い方がよくわからない」といった不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。