「ゆる起業家」も増えてきた
前回はシニア起業が増えてきたことをご紹介しました。
今回は、もうひとつ注目されている起業のかたち「ゆるやかな起業家(ゆる起業家)」について取り上げます。
起業の目的として、収入の増加や家計の維持よりも、自己実現を図ること自体を重視する起業です。
①仕事の収入の多い少ないにこだわらず
②仕事の目的として「自分の好きなことを自分でやること」を重視する
こういった心持ちの起業が「ゆるやかな起業家」です。
※本ブログでは“ゆるやかな起業家”を“ゆる起業家”と呼び、仕事の収入にこだわる起業家を“ガチ起業家”と呼びます。
背景としてフリーランスや勤務しながらの開業(いわゆる副業)など、働き方の多様化があるようです。
今回は日本政策金融公庫の2019年の調査「ゆるやかな起業 の実態と課題」を元に「ゆる起業」について書いていきたいと思います。
この調査では「ゆるやかな起業家」とその他の起業家を下記図のように定義しています。

ゆる起業の特徴①女性やシニアの割合が相対的に高い
○ ゆるやかな起業家のうち「女性」の割合は、35.0%と勤務者(47.1%)を下回っていいますが、その他の起業家(以下、ガチ起業家と呼びます。27.7%)と比べると高くなっています(図-1)。
○ 「50歳代」以上の割合が相対的に高い(図-2)。特に、「60歳代」の割合は、29.1%とガチ起業家(11.0%)や勤務者(14.8%)を大きく上回っています。

次回は『なぜ“ゆる起業”を選んだのか?』そのリアルな動機に迫ります!
「起業に関心がある」方へ
起業を考えているが迷っている。具体的にどうしたらよいかわからない。。。
そんなお悩みに、アドバイザーとして一緒に伴走します。
必要なのは、「少しの整理」と「最初の一歩」です。
私は港区で日々、創業者の伴走支援を行っています。
もし「自分の想いをどう形にすればいいか分からない」「制度の使い方がよくわからない」といった不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

