第19回:ブログの書き方──読まれる文章の3ステップ
~あなたの経験は“資産”になる。50代起業のブログ戦略~
■ブログは「集客ツール」ではなく“信頼の倉庫”
50代起業でブログが強力なのは、
あなたの経験・価値観・専門性を“蓄積できる”からです。
SNSは流れて消える情報ですが、
ブログは残ります。
そして、残った記事が24時間働き続けてくれます。
実際、
私のところに「ブログを読んで相談したい」と来る方は少なくありません。
SNSよりも、ブログの方が“本気度”の高い人が訪れます。
ブログはあなたの分身。
あなたの考え方や姿勢が伝わる“信頼の倉庫”です。
■ブログは「順序」で決まる──3ステップが最強
読まれるブログには共通点があります。
その共通点とは、文章の“順序”が整っていること。
私はいつも、
①共感 → ②解説 → ③行動
の3ステップで書いています。
これだけで読まれる文章になり、
途中離脱も大きく減ります。
■① 共感(つかみ)──最初の3行ですべてが決まる
読み手が最初に知りたいのは、
「この文章は、自分の役に立つか?」ということ。
だから最初の3行に
読者の“気持ち”を代弁する言葉
を置くことが大切です。
例:
- 「ブログを書こうとしても手が止まる」
- 「途中で続かなくなる」
- 「文章に自信がない」
こうした“読者の心の声”を書くことで、
「あ、自分のための記事だ」と感じてもらえます。
共感が生まれた瞬間、読み手は先に進みます。
■② 解説(本論)──価値を伝える“あなたの視点”
ブログの中心部分は、
あなたの経験・専門性・価値観を伝える場所です。
ここで重要なのは、
情報の深さよりも“あなたならではの視点”。
同じテーマでも、
あなたの人生経験が入るだけで文章は深みを持ちます。
ポイントは3つ。
✔ ① 説明はシンプルに
難しい言葉は使わない。
✔ ② 個人的な体験や気づきを織り交ぜる
「私はこう感じた」「こんな失敗があった」
こうした言葉が読者の心を動かす。
✔ ③ 図解・箇条書きを入れる
50代読者は“論理と整理”を好む。
「あなたが書くから読みたい」文章にするのが目的です。
■③ 行動(まとめ)──読んだあと何をすればよいか
ブログの最後に大事なのは、
読んだ人が“何をすれば良いか”を示すこと。
行動といっても、
必ずしも“問い合わせ”や“申込み”ではありません。
次のような、小さな行動を促せば十分です。
- 今日の気づきをメモしてみる
- 試しに1つ行動してみる
- 自分に当てはめて考える
- 別の記事も読んでみる
- 小さく行動してみる
読者は、次のステップがわかる文章に安心を感じます。
■ブログを書くときの“5つのコツ”
文章構成以外にも、
ブログを書く際に意識しているポイントがあります。
■① 長く書かなくていい
1500〜2000字も必要ありません。
むしろ、800〜1200字が読みやすい。
疲れず続けられる分量を守ることが、
最大の成功要因です。
■② タイトルは“悩み”を入れる
例:
- SNSが続かないあなたへ
- 起業初期の不安の正体
- 最初の5人の顧客のつくり方
「自分の悩みが書かれている」と思わせることがポイントです。
■③ 書く順番を固定化する
- 共感 → 解説 → 行動
- Before → After → How
- 問題 → 原因 → 解決
この型を決めてしまえば、
文章は驚くほどスムーズに書けます。
■④ “私”を主語にする(50代は共感力が高い)
文章に「私の経験」を入れると、
一気に信頼感が高まります。
- 私も悩んだ
- 私もこうだった
- そこからこう変わった
50代起業では、
“経験の共感”が最強の武器です。
■⑤ ブログは「資産」だから、完璧を求めない
最初から完璧な文章など存在しません。
むしろ、書けば書くほど文章は整い、
あなたの世界観が形になります。
ブログは“投資”であり、
あなたの人格が伝わる“資産”です。
■まとめ──あなたの言葉は、誰かの人生を変える
ブログは、50代起業に最適なツールです。
- あなたの経験が価値になる
- あなたの言葉で救われる人がいる
- あなたの文章は資産になる
- SNSより深い信頼が生まれる
- 無理なく続けることで成果になる
文章は、あなたの代わりに信頼を積み上げてくれる“営業マン”。
あなた自身の人生を棚卸しし、言葉にする時間こそ、50代起業の財産です。
📘 次回は
第20回:「“売込まずに売れる”文章(セールスライティング)入門」
50代起業にぴったりの「自然体で売上につながる文章」の書き方をまとめます。
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