社員を増やす前に、AI秘書を育てませんか?①

社員を増やす前に、AI秘書を育てませんか?
~小さな会社の社長が、最初に投資すべき相手とは~

「仕事が増えてきたので、そろそろ社員を採用した方がよいだろうか」

会社を経営していると、どこかの段階でこの悩みに直面します。

社長一人では手が回らない。メールの返信、資料作成、情報整理、議事録、スケジュール管理、ブログやSNSの更新。売上につながる仕事に集中したいのに、日々の細かな仕事に時間を取られてしまいます。

そこで、社員やパートの採用を考えるわけですが、採用には給与だけでなく、社会保険、採用活動、教育、仕事を任せるための準備など、さまざまな負担が伴います。

もちろん、人にしかできない仕事はあります。しかし、採用を決める前に、一度考えてみてほしいことがあります。

それは、「この仕事は、本当に人を採用しなければ解決できないのか」ということです。

目次

AIは「社員の代わり」ではなく「秘書」と考える

生成AIというと、「人の仕事を奪う」「社員の代わりになる」といった話が目立ちます。

しかし、小さな会社では、AIを社員の代わりとして考えるよりも、社長を支える「秘書」として活用する方が現実的です。

例えば、次のような仕事です。

メールの下書き、打ち合わせ内容の整理、議事録の作成、企画案のたたき台、ブログやSNSの文章作成、資料の構成案、やるべきことの整理などです。

これらは、社長が毎日少しずつ時間を使っている仕事です。一つひとつは短時間でも、積み重なると大きな負担になります。

AI秘書に任せることで、社長は判断、顧客対応、営業、商品づくりなど、本来取り組むべき仕事に時間を使いやすくなります。

AI秘書は、最初から完璧には働かない

人を採用したときも、初日から会社の事情をすべて理解して働けるわけではありません。

会社の方針、よく使う言葉、資料の形式、仕事の進め方などを伝えながら、少しずつ仕事を覚えてもらいます。

AIも同じです。

最初の回答が期待と違うからといって、「使えない」と判断するのは早いかもしれません。

過去の文章や資料を見せる、目的を具体的に伝える、修正点を指示するといったやり取りを重ねることで、自社に合った回答へ近づいていきます。

例えば、文章を作成してもらったときに、

「もう少し柔らかい表現にしてください」

「専門用語を減らしてください」

「過去に作成した文章と同じ文体にしてください」

と修正を依頼します。

このようなやり取りを繰り返すことで、徐々に自社らしい文章を作れるようになります。

大切なのは、便利な道具を買うことではなく、仕事を任せられる存在として育てることです。

まずは一つの仕事から始める

いきなり会社全体をAI化する必要はありません。

まずは、毎週または毎月繰り返している仕事を一つ選んでみてください。

例えば、

「打ち合わせ後の議事録を作る」

「長いメールを短く整理する」

「お客様への案内文を作る」

「ブログの構成案を考える」

といった仕事です。

現在どれくらい時間がかかっているかを確認し、AIを使った場合にどの程度短縮できるかを比べます。

一つの業務で効果が確認できたら、次の業務へ広げます。

この方法なら、大きな費用をかけず、現場を混乱させずに始められます。

AI秘書が社長の「右腕」になる

AIの強みは、文章を作ることだけではありません。

メール、予定、資料、議事録、顧客情報などを整理し、必要なときに取り出せるようにすると、社長の仕事全体を支える存在になります。

例えば、

「昨日の打ち合わせで決まったことは何か」

「今週中に返信が必要なメールはどれか」

「このお客様への次の提案は何か」

といった問いに答えられるようになれば、単なる文章作成ツールではなく、社長の右腕に近づきます。

社長が頭の中で覚えていたことを、AI秘書と一緒に整理することで、仕事の抜け漏れも減らせます。

ただし、機密情報や個人情報の扱い、回答内容の確認は欠かせません。

AIが作った文章や資料を、そのまま社外へ出すのではなく、内容に間違いがないかを人が確認します。AIにすべてを任せるのではなく、最終判断は人が行うことが基本です。

採用を考える前に、仕事を整理してみる

人手不足を感じたときこそ、

「本当に人に任せるべき仕事か」

「仕組みやAIで軽くできないか」

を整理する機会です。

AIを使っても仕事が減らず、人による対応が必要であれば、その段階で採用を考えればよいのです。

むしろ、業務を整理したうえで採用すれば、新しい社員には、人にしかできない仕事を任せやすくなります。

採用した社員が、メールの整理や資料の体裁調整ばかりに追われるのではなく、お客様への対応や新しい仕事づくりに取り組めるようになります。

AIを導入する目的は、AIを使うことではありません。社長の時間を増やし、お客様に提供する価値を高めることです。

社員を増やす前に、まずは小さな仕事からAI秘書に任せてみませんか。

使いながら教え、改善し、自社に合った右腕へ育てていく。その積み重ねが、小さな会社の生産性と成長力を高めてくれます。

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この記事を書いた人

「好きなことを仕事にする」起業家の挑戦を応援する、東京都港区の起業支援会社です。
起業の道をともに歩むパートナーとして、豊富な実務経験と支援実績をもとに、実践的な伴走支援を行っています。
クライアントの夢の実現に向けて、専門性と創造性を活かしながら全力でサポートいたします。

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